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ログハウス用の建材を使用した「小屋」|TINY HOUSE CANADIAN STYLE
遠目から眺めると、たった3帖の小屋だとは決して気づかれることはないだろう。大きく張り出した屋根が特徴的なこの小屋は、カントリータウンアンドカンパニーの「タイニーハウス・カナディアンスタイル」である。
同シリーズ共通の床面積・約3帖ほどの2×4構造体をベースに、外装にウエスタンレッドシダーを縦張りにしたこのタイプは、シリーズの中でも最高級の仕様となる商品だ。 日本のヒノキと同様、雨に非常に強いことで知られる前述のウエスタンレッドシダーを贅沢にも全面に使用。さらに屋根材にはハンドスプリット(手割り)のシダーシェイク材を使用した本格的なカナディアン・ウッディハウスである。
大きく張り出した屋根は、雨に強く水がしみこみにくい屋根材を使用した上で、さらに躯体・外壁への雨水の降りかかりを最小限に抑えるためのもの。元々雨にはめっぽう強いウエスタンレッドシダー材だから、こうした構造にすることで、何十年もメンテナンスフリーで小屋ライフを楽しめるという。
建物正面にはダミーのミニチュアサイズのドアが備わり、実際の出入には建物裏手の大きな玄関ドアを使用するという点はシリーズ共通の遊び心あふれる仕掛け。「カナディアンスタイル」では、さらに正面側にウッドデッキも備わるので、対象物となる人が側にいないと、まるで1/1サイズの住宅が建っているかのように錯覚してしまうかもしれない。
ちなみに床面積は他の「タイニーハウス」シリーズと同一の約3帖というもの。「カナディアンスタイル」では、内装を美しい木板で仕上げたことで、山小屋気分をさらに盛り上げる仕様としている。
気になる価格は、基礎工事を除き、建築、内装、電気配線工事まで含めて130万円(税別:参考価格)。基礎工事さえ終わっていれば、工場で生産した躯体をトラックに載せて現地へ運び、下して設置すれば完成するという手軽さも人気の秘密だ。
【INFORMATION】
PRODUCT|タイニーハウス・カナディアンスタイル(TINY HOUSE CANADIAN STYLE)
KIT PRICE|130万円(税別)
FLOOR SPACE|5.0㎡
CONTACT|カントリータウンアンドカンパニー
WEB|http://www.country-town.com/
(注)価格に送料は含まれない。
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
MODEL|MARK
STYLING|KAZUNARI HAYAKAWA
PUBLISHED|2017
SOURCE|小屋マガジン Vol.1
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